僕は今、片道1時間強の職場に通っているが、仕事に伴う疲労の半分はこの通勤だと思っている。
全社的には、在宅勤務が推奨されているが、僕のチームは基本的には出社しましょうといったスタンスなのでほぼ毎日通勤イベントが発生する。
そんな現代の参勤交代こと通勤だが、たまに在宅勤務を勝ち取ると、案外良い側面もあるのではないかといった気持ちにもなる。
そのうちの1つに、通勤電車が擬似的な瞑想状態に近いのではないかといったものがある。
他人が密集する社内では、不快感を押し殺すため、自分に意識を集中させ、周囲への注意をできるだけ黙殺する。
これが意外と悪くなく、いわゆるマインドフルネス的な状態を作り出しているのではないかといった仮説だ。周りに注意を削ぐものが適度にある方が、かえって対象への注意力が増すのではないか。カフェで勉強するのも同じ理屈だと思う。
1日中家にいるだけでは、こういった意識のメリハリがなく、ダラダラ時間が過ぎていく感じがする。
もちろん個人差はあるだろうが、通勤も意外と悪くないという話だ。
ただ、往復2時間半以上かかるのは流石に厳しいので、早く手頃な場所に引っ越したいな。
